インターネットの中心で、IPをさけぶ

今回はキングオブプロトコルとの呼び声も高い「IP」について学びましょう!

名前はよく聞きますね。やっぱり大切なんですか?

そりゃもうインターネットはこれがなければ始まりません

牛丼でいう三色チーズみたいなものですね!

チー牛乙

IPはネットワーク層のプロトコル

IPとは「Internet Protocol」の略です。そのままですね

シンプルですね。こういうのでいいんだよ、こういうので

IPはTCP/IPのネットワーク層で働くプロトコルです。役割はズバリ、「パケット」を目的地まで運ぶことです

パケットってなんすか?フランスのパン?

パケットとは日本語で「小包」という意味です。IPでいうパケットとは、運ぶデータの単位のことです

パケットは2つの部分に分けて考えることができます。「データそのもの」と「データにつけるヘッダー」です

ヘッダー。OSI参照モデルのときにも出てきましたね

はい。ヘッダーとはパケットを運ぶために必要な情報です。郵便につける送り状みたいなイメージですね

パケットを運ぶために必要な情報って?

送信元や宛先のIPアドレスとか、その他にも色々ですね

百聞は一見にしかず、
実際に見てみましょう

IPv4ヘッダー

わけがわからないよ…

細かい説明は割愛しますけど、IPではこれらの情報をもとにパケットを行います

いまひとことで「パケットのやりとり」と言いましたが、それを実現するにあたってIPには3つの役割があります

働き者ですねぇ

一日You◯ubeのゆっ◯り実況しかみてないどこかのジャンクパソコンとは大違いです

泣いちゃうんだぜ

IPアドレス

ではIPの役割をひとつずつ見ていきましょう。まずはIPアドレスによる宛先を識別。これは「アドレッシング」ともいいます

IPアドレスとは、いわばインターネット上の住所みたいなものです。これによってインターネットの向こうにいる相手を識別できます

IPアドレスっていうと…
114.514.114.514
とか、こういうやつですよね

あんまり調子に乗っているとただでさえ汚いその液晶画面が粉々になりますよ?

たくさんのコンピュータが接続されているインターネット上で識別できるためには、IPアドレスは世界中で一意である必要があります

いちいってなんですか?

重複がないということです。同じIPアドレスがいくつもあると、本当はどこに送りたいのか分からなくなってしまいます

なーるほど。でも世界中のコンピュータで重複しないようにって大変そうですね

そもそも世界中のコンピュータってどれくらいあるんでしょう?

Wikipediaによると、パソコンなどが20億台(2019年時点)で、スマートフォンが33億6千台(2018年時点)だとか

ちなみに、IPアドレスの数は約43億個です

…あれ?パソコンが20億台、スマートフォンが33億台ですよね?IPアドレスが43億個なら…足りないじゃないですか!

お、なかなか鋭いですね

恐ろしく巧妙なトリック
オレででなきゃ見逃しちゃうね

まあその辺はIPアドレスの回で詳しくお話しますね

ルーティング

IPの仕事その2!
パケットを配送するルートを決定します。これは「ルーティング」と呼ばれる役割です。

じゃ、次いきましょう

ちょっと待ったぁぁ!!
ずん子さんそれはあなた、職務放棄ですよ!

いやぁ、紙幅の都合上といいますか…長くなりそうなので別の回で紹介できればなと

では少しだけ。インターネットの向こうにいる相手とやりとりするにはIPアドレスを使うというのはわかりましたよね

はい。IPアドレスは世界で一意だから、それで宛先を識別できるんですよね

じゃあたとえば宛先のIPアドレスを知っていたとして、そのIPアドレスを持つ相手がどこにいるか、どうやって探しましょう?

え?それはなんか…そういうのを仕切っている人がいるんじゃないですか?

規模が小さければそれも一つの手かもしれませんが、世界とつながるインターネットで誰かが一元管理するのは現実的ではありません

そこでIPでは「ルーティング」という仕組みを使ってパケットを宛先のIPアドレスまで届けます。ルーティングは「ルータ」という機械がこれを担当します

ウチにもWi-Fiのルータがありますけど、あれがそうですか?

そうです!簡単にいうと、広大なインターネットの中をルータがバケツリレーのようにしてパケットを運ぶ感じです

パケットの分割

IPの仕事3つ目、パケットの分割です!これは「フラグメント」とも呼ばれます

IPはネットワーク層のプロトコルなので、IPで送るパケットはその下の層で働く回線によって運ばれます

下の層ってなんでしたっけ?

OSI参照モデルだと「データリンク層」。TCP/IPだと「ネットワークインターフェース層」にあたる部分です。

要するに、有線なのか無線なのかとかそういうのを決めるところですね

あーそうそうそれそれ。当然覚えていましたとも

実はここがやっかいで、回線の種類によって一回で送信できるパケットのサイズが違ったりするんですね

たとえば送信側のネットワークで2000バイトのパケットを送信したとしましょう

このとき、受信側のネットワークでは扱えるパケットの最大サイズが1000バイトだとすると…

受信側では1000バイトまでしか扱えないので、2000バイトのデータは運べない!?

ということですね。これは困ります

そこでIPは、最大サイズが小さい回線でも扱えるようなサイズにパケットを分割して、
送り終わったらくっつけて元のパケットに戻してくれるんです

おおっ、なるほど!これなら回線の違いは気にしなくてよくなりそうですね

その通りでIPパケット分割によってによって回線の違い(データリンク層の違い)を吸収する役割をになっています

これが3つめの仕事「パケットの分割」です

以上がIPの主な役割です。
ちょっと簡単な説明になってしまったところもあるので、IPの説明はまだまだ続きます

俺たちのIPはこれからだ!

まとめ

IPはネットワーク層で働くプロトコルです

IPは「パケット」という単位でデータを送受信します

IPの仕事は、
・IPアドレスで目的地を識別
・ルーティングで経路を選択
・パケットの分割で回線の違いを吸収

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